YUCHIの体外受精ブログ

原因不明不妊で授からないまま結婚から4年が経過。 Shinjuku ART Clinic(新宿アートクリニック、SAC)にお世話になり、体外受精(正確にいうと顕微授精)で3回目の移植により36歳でついに第1子を授かりました。 産休~出産までの間、少しでも誰かの役に立てばと、不妊治療の経緯を思い出してブログを書いてみました!

YUCHIの体外受精ブログVol.9 SAC 第1回目チャレンジ:②【D15】採卵&採精 前編

ついにはじめての採卵日です!数えたら生理後15日目。(タイトルで使用していますが、D+数字というのは、生理開始日からの日数の表記です。)

採卵針というものを卵胞に刺して卵子を採るとのことですが、針で刺すというのはどれくらい痛いのか・・・緊張しながら病院へ。

 

記憶がぼんやりですが、たしか最初にブセレキュア点鼻薬をしたような。その後は手術着に着替えてトイレに行って、一旦ベッドへ通されます。同日に採卵する人が何人かいるようで、順番待ちの間はベッドで待つようです。すぐには呼ばれずまあまあな時間をベッドで過ごします。

 

ベッド脇に、暇つぶし用の本とともに、患者さんがコメントを残したノートがありました。読んでみると、「思ったより痛くなかったです」とか「〇回目のチャレンジです」とか「年齢が高いのでこれまで採卵で少ししか採れずその後移植までいかなかったけどもう一回がんばります」とか、採卵や移植についていろんなコメントがありました。

たくさんの人が頑張ってきているんだなぁ、私はいくつ卵子が採れるんだろう、と考えつつ、見すぎると不安になりそうだったのでその後は生理ちゃんなどのマンガを読んで過ごしました。

 

ちなみに・・・AMHの件もあって採卵前にいろいろ調べたりしてしまったのですが、年齢によって採卵できる数って違うようです。20代だと10個以上採れたりとか、40代だと2~3個くらいやゼロの人もいるとか。こういう情報を見る度に、「早めに知りたかった!そうすればもう少し早くに始めたかもしれないのに・・・」という思いがよぎりました。そんなに知っている人多くないですよね、きっと。少なくとも私は知らなかった。日本の性教育に加えてほしいなぁ。

 

しばらくして看護師さんに呼ばれ、処置室前の待ち合いでまた少し待機。その間は手術中の注意事項をモニターで確認します。リラックスしたほうが採卵は痛くないようです。

 

ようやく処置室に通され、横になり手を胸の前に組みます。「痛いという方もいますが麻酔したいですか?」と先生に聞かれ少しビビるも、「とりあえず麻酔なしでやってみます。」と答えます。いよいよ採卵開始。看護師さんの一人が、組んだ手の上に手を重ねてくれました。

 

恐れていた採卵針の痛みですが、チクッチクッという感じでした。耐えられなくはないけれどやはり痛い。少し辛い。でも耐えられなくはない。おそらく採れそうな卵胞全てに刺しているので、何回かチクッチクッを体験します。いつ終わるのかと思いながらチクッチクッを耐えました。思わず顔をしかめてしまうのですが、その度に手を重ねてくれた看護師さんが「痛いですよね、あとちょっとですよー」と優しく優しく声かけして励ましてくれて、まるでマリア様のようでした。

どうでもいい話ですが、私の中では院長の阿部先生とマリア様をSACの二大優しい人認定しております!終わってから旦那に何回か話してしまうくらい2人の優しさが大好きでした(笑)

 

最後に止血のためにガーゼを詰められて採卵終わり。針で刺すからやっぱり血はでてしまうそうです。ちょっと辛かったけど、時間にしてみれば10分もかからなかったと思います。

 

しばらく安静にするためにまたベッドへ。このタイミングでは、少しどんよりとお腹が痛いこともあり、本も読まずにじっと過ごしました。

 

安静時間が過ぎると看護師さんから声かけが。「まだ痛かったら休めるので言ってください。」と言われますが、お腹に違和感あるものの痛みは落ち着いてきたので大丈夫と答えます。するとトイレに案内され、「ガーゼ2枚あるはずですがそれを抜いて、トイレをでたら何枚抜けたか教えてください。その後ティッシュでふいて血が止まっているかどうかも確認してください。」とのこと。

膣からガーゼの端がでてるのでスルスル抜けます。けっこう長い。そしてガーゼについた血が見えると、子宮から卵子を採ったんだなぁと改めて実感しました。

 

着替えてナプキンを当てた後、待合スペースに戻ると旦那の姿。「お待たせー。採卵終わったよ!」と声をかけると、旦那も採精が終わったところでした。私が採卵後安静にしている間に済んだようです。男の人は待ち時間が相当長い覚悟をして暇つぶしを準備しておいたほうがいいですねー。

 

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