YUCHIの体外受精ブログVol.15 SAC 第2回目チャレンジ:①生理2~4日目&排卵日前の受診&【D18】移植 前編
第1回目は失敗に終わりました。が、私はもう35歳、そしてもうすぐ36歳になってしまうので引きずってぐずぐずなんてしていられない・・・!と思いました。
なので、自分のペースで次の受診まで間を空けてもよいそうなのですが、私は翌月の生理がきたらまたすぐにネットで生理2~4日目の受診予約です!!
今度の生理2~4日目の受診でも特に問題ない結果だったようで、第1回目同様にレトロゾール錠5錠をもらいました。前と違ったのは、今回は凍結胚があり採卵不要のため、少し時間を置いて次回の来院は10日後くらいでよいということ。
あ、でも希望すれば採卵することも可能と言われたかな?私は今回は採卵しないという意思表明をしました。残り1つとは言えこれで成功するかもしれないし、そしたら採卵でかかるお金が痛いしなぁと・・・。
(ホルモン検査結果→E2:32、LH:5.8、P4:0.3、FSH:14.1、β-HCG:0.1)
約10日後、排卵日前の受診です。こちらも問題はなし!
ホルモン値や卵胞の大きさから、凍結胚を移植する日は6日後にしましょうとスケジュールを指定されました。排卵日の5日後くらいを移植日とするそうです。時間は第1回目と異なり少し遅めの9時指定でした。凍結胚移植だからかな。
この日は診察終了後にブセレキュア点鼻薬を院内でスプレーして終了です。
(ホルモン検査結果→E2:305、LH:27.7、P4:0.3、FSH:12.3)
そして・・・今回受診の回数も少なくて早く感じますが、第2回目の移植日となりましたー!!
まずは採血をし、移植して大丈夫なホルモン値かどうかの確認。1時間後の問診で「結果は正常で本日の移植問題なし。」と言われます。やった!
移植が終わったら今度は1週間後に妊娠判定検査のスケジュールになりますとのことでした。
(ホルモン検査結果→E2:29、LH:4.4、P4:16.9)
今回の移植は午後から行うそうで、12時まで外出可能になりました。1時間半以上時間があったので、ウィンドウショッピングしたりしつつ軽食をとるつもりで外出することに。SACの周りにはたくさんお店あるので食べるところには困りません。
とか言いつつ、一人外ご飯が苦手な私は、結局ぶらぶらして悩んだ末、コンビニでおにぎりを買ってラウンジで食べることにしたのでした(笑)
#不妊治療 #体外受精 #顕微授精 #SAC #新宿アートクリニック #Shinjuku ART Clinic #妊活 #胚盤胞 #凍結胚 #移植 #レトロゾール錠
YUCHIの体外受精ブログVol.14 SAC 第1回目チャレンジ:⑦費用と助成金
気になる方いると思うので、今回は費用と助成金のお話です。
私が住んでいるのは東京都なので、東京都の場合の話になるのですが、助成は39歳までだと6回まで受けられます(2020年時点)。初回は助成額が多め(2021年からは2回目からも助成額あがりそうですね!)。
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/kosodate/josei/funin/top.html
菅政権になってから不妊治療は保険適用の話があり、それまでも助成を拡充するという話があるので、早くもっともっと負担を軽減してくれるといいですよね!
SACの受付・会計に確認すると、妊娠判定検査の際に、それまでの領収書のコピーと白紙の「特定不妊治療費助成事業受診等証明書」を渡すと、次回までに証明書の記載をしておいてくれるとのことです。(文書作成代金は別途かかります。)
しかしHPを見ても難しくて、どの治療ステージをしているんだか、どの領収書をコピーするのかよく分からな過ぎて困りました・・。
悩んだ末に、私は受付・会計の方に「どれが助成の対象になって必要な領収書か教えてください。」とお願いしました。ありがたいことに親切に日付のメモまで書いて教えてくれましたよー。ちなみに初回はステージAに該当する模様。
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/kosodate/josei/funin/top.files/stage280328.pdf
文書作成代金、領収書のコピーに加え、住民票の写しやら戸籍全部事項証明やら住民税課税(非課税)証明書やらの取得の手間と費用もかかりますが、助成金をもらうためには仕方ない・・・!
証明書を作成してもらったら、「特定不妊治療費助成申請書」も記載して、必要書類を全て入れて特定記録郵便で送ります。
そして結果的に費用と助成金がどうなったか・・・自分用にまとめていたので金額全て公開しちゃいます↓
まず、第1回でSACに支払った金額は、初診、凍結、助成金文書作成まで含めると、合計473,754円!!あぁお高いー・・・。クレジットカードが使えるのは本当に良かったと改めて思います。
東京都の助成は30万円おりました。しかし、これ要注意です。4~5カ月と振り込まれるまでにめちゃくちゃ時間かかります。なんでこんなに遅いんだ東京都よ・・・。郵送がうまく届かなかったのかと心配になったよ・・・。
ちなみに、私が住んでいる区では東京都の助成承認がでたあとに追加助成の制度があったのでそちらも申請し、その分は11,469円が振り込まれました。こちらは東京都に比べると早い。振り込まれるまでに1~2カ月くらいです。
ということで、第1回は結果として、下記の通りでした。
◆SACに支払った金額:473,754円
◆助成額:311,469円
◆自己負担額:162,285円
うーん、培養・凍結の費用って助成の対象じゃないんですね。ちなみに凍結胚移植の2回目でも対象じゃないんです。申請するまで分からなかった(汗)
初回なので助成額は大きかったけど(2020年時点)、やはり自己負担額はありますね、次がこわい・・・。
ちなみに、金銭的・時間的・精神的負担を考えると沼にはまりそうだったので、不妊治療を続けるのはどんなに長くても助成が受けられる6回までと私たち夫婦は最初に決めております。しかし6回やったらいくら自己負担になるのかは良くわかっておりません・・・こわーい。やはり金銭面は助成を使ってもかなりのネックです・・・
#不妊治療 #体外受精 #顕微授精 #SAC #新宿アートクリニック #Shinjuku ART Clinic #費用 #東京都特定不妊治療費助成 #不妊助成 #ステージA
YUCHIの体外受精ブログVol.13 SAC 第1回目チャレンジ:⑥凍結確認&【ET10】妊娠判定検査
移植後6日目。まずは移植しなかった3個が、胚盤胞になって凍結できたかどうか確認の電話をします。
気になる凍結確認結果は・・・
培養を続けた3個中、1個が胚盤胞になって凍結できたとのこと。
残りの2個はダメでした。
残念だけど、あと一回移植のチャンスができたことをとりあえず喜ぶことに!
そして移植後10日目。(タイトルで使用している「ET」は初期胚の移植日を基準にした表記方法です。)妊娠判定検査でSACに向かいます。うーんサブローくんはどうだろう、妊娠率28.1%だしあまり期待せずに・・・でも・・・とドキドキ。
不安だろうし、ということで日曜だったこともあり旦那も付き添ってくれました。ありがとう~!
採血をして、1時間程待って診察室に呼ばれます。ドキドキドキ・・・。
妊娠判定検査の結果ですが・・・
ダメでした・・・(涙)
着床していたらβ-HCGの値が上がるらしいのですが、私は0.1とほぼなし。つまり着床していません。
(ホルモン検査結果→E2:30、LH:6.0、P4×2:11.8、β-HCG:0.1)
しゅんとしたけれど、やっぱり1回で上手くいくはずないよなぁと思って気持ちを乗り越えました。凍結した分もあるし、次の移植に期待しよう!!
実は、移植後すぐに私はインフルエンザにかかってしまって、妊娠中に高熱も良くないしということで、内科の先生も恐る恐る処方してくれたイナビルという薬を服用してしまっていたので、ある意味安心したということもありました・・・。きちんと予防接種もしてたのに本当にまさかのタイミングで具合が悪いのにネット検索しまくるはめになるくらい心臓に悪かった事件です・・・。
なので、きっと今回妊娠するのは違ったんだと思うことに。
次もまた生理後に受診し、ホルモン値に問題がなければ翌月に凍結胚の移植は可能とのことでした。
ちなみに、採卵した6個の卵子の「卵アルバム」というものをこのときもらいました。採卵後~媒精時~受精確認~分割確認~・・・という途中経過ごとの写真がのっています。
今回はダメだったけど初期胚移植までいってくれたのは成熟卵で顕微授精したサブローくん。
未成熟卵は残念ながら全て途中で培養中止となりました(2個は5分割の初期胚まではいったけど胚盤胞までは無理だった)。
そしてそして。凍結できたのは、成熟卵で体外受精したふりかけくんです。旦那は「やっぱりふりかけくんは俺が期待した通りだった!」と興奮しています。次回期待しているからね、ふりかけくん!!
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YUCHIの体外受精ブログVol.12 SAC 第1回目チャレンジ:⑤【D17】移植
培養結果の説明を聞いたあと、少し時間があるので、院内のラウンジで軽食をとりました。来院前にコンビニで買ったおにぎりと野菜ジュース。外に出てもよいそうですが、そんな気分になれず。
その後、問診で本日の採血結果を聞きます。ホルモン値正常で本日の移植は問題ないとのこと。ほっ、よかったー!
移植が終わったら次は10日後に妊娠判定検査のスケジュールになりますと言われました。
(ホルモン検査結果→E2:46、LH:5.1、P4:5.7)
ナースセンターに呼ばれ、ついに移植。採卵のときと同様、手術着に着替えてトイレに行って、一旦ベッド、順番待ちして処置室の中へ。横になり手を胸の前に組み看護師さんが組んだ手の上に手を重ねてくれます。あ、今回は看護師さんがマリア様じゃなかった・・・これはちょっと残念でした(笑)
移植をしている最中、手を重ねた看護師さんが横からモニターを見せて説明してくれるのですが、これがすごく面白かったです!「今回はこの胚を移植しますよ。」とまずトレーに置かれた移植する初期胚の映像を見せてもらうのですが、それがカテーテルという管で吸い込まれます。その後、カテーテルを膣に挿入して子宮内の映像に切り替わるのですが、モニターを指さしながら、「これがカテーテルで、それを通していまから子宮のここらへんにさっきの胚を置きますよー。」と教えてくれるのです。映像を見ていると、ほんとに現在進行形で移植してるんだなって実感が湧きました。移植は採卵と違って特に痛みも感じずで、モニターの様子を眺めているうちにあっという間に終わった感じです。
移植したものはやはり最初に使用予定だったものらしいです。グレード3で6分割の初期胚だったので、「サブローくん」と名づけました。がんばれサブローくん!
これにて移植は終わりで、着床しやすくするためにルティナス膣錠が処方されます。1日2回、8時と20時で10日分です。移植日の20時からやるのですが、膣錠って初めてで、慣れない挿入に緊張します・・・。説明書はこちら↓
白い成分がでてくることがあるので、生理用ナプキンやおりものシートをつけたほうが良いです。私は決まった時間を忘れないように毎日アラームをセットして使用しましたよー。
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YUCHIの体外受精ブログVol.11 SAC 第1回目チャレンジ:④【D16】受精確認&【D17】培養結果
採卵翌日の朝。不安にドキドキしながら受精確認の電話です。
気になる受精結果は・・・
培養可能卵子の合計6個中、
成熟卵(MⅡ)2個は受精
未成熟卵4個の内2個は受精、1個は翌日まで受精確認待ちの状態、1個は培養しても未成熟のまま変化がなく培養中止
とのこと。
つまり1個は様子見で、4個受精。
移植できるかどうかは胚分割するかどうかで決まるので、翌日にまた移植可能か9:30~10:00の間に培養室に電話をし、11時に病院に来てくださいと言われました。
6個中1個脱落で、また不安が増します。受精しても加齢によって妊娠の成功率は低くなってくるというネット記事もつい見てしまう・・・。期待するとあとが怖いので、初回だし妊娠まで成功しないほうが普通!気にしない!と自分に言い聞かせます。あー不安・・・。
ということで、また次の日に電話しました。ドキドキドキ・・・。
4個の受精卵は分割が進んでおり、様子見していた1個は受精せず培養中止とのこと。
また1個脱落・・・。やっぱり全てが上手くいくわけじゃないんだなぁ。
病院で11時に採血し、そのホルモン値の結果により最終的に移植するか決定すると言われました。
ちなみに採血ですが、採血の看護師さんは数人いて、私調べではSACには1人採血が下手な人がいます。脈の確認や、こぶし握ってくださいの声かけもなく、急にぷすっと刺してきて痛いのです。なんとこの日は左腕を3回刺して失敗し、改めて右腕から採血するという・・・。私いままで採血で失敗されたことないんだけどなぁ。まぁ謝ることはできる若い子だったので文句も言わず許しましたが(笑)あまり今後も当たりたくはないなぁ。選べないんですが。
採血結果待ちの間に、問診室で培養結果の説明を受けます。
胚分割の仕方でグレードなるものが決まるのですが、4個とも分割が不均一なグレード3という結果でした。微妙な結果でプチショック!
グレードの説明はこのリンクが良くわかるでしょうか。
https://www.ferring.co.jp/infertility/glossary/
グレード1が一番良くて、グレード4以下になると移植はしないとのこと。一応SACではグレード1でも2でも3でも、そこまで妊娠率に変わりはないそうですが、グレードが良いものから移植するそうです。そこまで妊娠率に変わりがないって本当かな、とか少し疑いの気持ちは残りますが、そんなことを言ってもグレードが上がるわけでもないし信じるしかありません。
あとでもらった用紙には、SACの実績が載ってました。妊娠率多少下がるけどに有意差はなしとのこと。グレード3は28.1%ですね。3割切っちゃうのか。妊娠率ってそんなものなんですね・・・↓
その後さらに分割数について説明をされます。
顕微受精をした成熟卵1個が6分割まで進んでおり、ふりかけくん(体外受精した成熟卵です)含めた残り3個は現在5分割なので、6分割のものを移植予定と言われました。もし採血結果が出るまでに分割が進んでグレードが変わった場合は(悪くなることはほぼないが、稀に良くなるらしいです)、移植に使用するものを変える可能性はあるとのこと。
ちなみにあとから後悔したのですが、分割は平均と比べてどうなのか聞いておけばよかったです・・・。そのときはグレードで頭がいっぱいだったのですが、帰宅後ネットで調べたら「3日目で8細胞くらいの成長スピードがベスト」という文章を見てしまって、「あれ、もしや成長スピード遅い?あまり良くないのかな!?」と不安に襲われてしまいました・・・
問診室では最後に、今回移植しない3個は今後も培養を進めて胚盤胞にまでできたら凍結するので、6日後の9:30~10:00の間に培養室にまた確認の電話をくださいと言われます。
胚盤胞のほうが今回移植する初期胚よりも培養できる確率は減るけれども、その分移植した際の成功率が高いそうです。今回の初期胚で成功してくれるのが一番いいけれど、次もある可能性のほうが高いので、胚盤胞までいってほしいな・・・!
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YUCHIの体外受精ブログVol.10 SAC 第1回目チャレンジ:③【D15】採卵&採精 後編
無事に採卵・採精を終えて、そこから結果説明を受けるまでしばらく待つと問診室に呼ばれました。奥のほうにある問診室に呼ばれるのは初めてです。旦那と2人で入室します。
そこでは、培養士さんから今回の採卵と採精結果の説明を受け、そしてどのように受精するかの決定をすることに。
気になる採卵結果は・・・
培養可能卵子が合計6個でした!
年齢的にそんなもののようです。チクチク刺してたから採れているとは思っていたけど、とりあえず採卵できてよかった・・・!
卵子の内訳は、成熟卵(MⅡ)2個、未成熟卵(MⅠ)3個、未成熟卵(GV)1個。成熟卵は充分に成熟して受精可能な状態になっているもの、未成熟卵でも少し培養すれば成熟するのがMⅠで、GVは培養時間がかかり成熟できるかの率は低めだが成熟すれば受精率が悪くないものとの説明を聞きました。
そして採精結果は・・・他は基準値クリアですが、奇形率が98.1%とやや高め(基準値は96%未満)。ドキっとしましたが、培養士さんがなにかの機械を通して正常な精子が多い状態にしたので大丈夫ですとのことでした。よくわからないけど問題なくなるならならいいのか。
以上の結果を踏まえて、体外受精にするか顕微受精にするかの希望を聞かれます。名称は聞いたことあるけど、不勉強で違いがわからない・・・。
聞くと、卵子に多数の精子を振りかけて受精させるのが「体外受精」で、1個の精子を直接卵子に注入するのが「顕微授精」とのこと。体外受精のほうが少しだけ自然に近いってことかな。元気な精子がたどり着いて受精するだろう体外受精と、培養士さんが選別した良好な精子を注入するという感じでしょうか。うろ覚えですが、受精率は顕微授精のほうが高いけど、その後の胚分割は体外受精のほうがよい傾向にあると聞いたような。ちなみに顕微授精を選択すると追加で44,000円かかってしまうのですが、1つやるのも複数やるのも値段は変わらないとのこと。
成熟卵(MⅡ)は体外受精に向いているが未成熟卵は微妙だそうです。ということは、必然的に未成熟卵は全て顕微授精で、成熟卵(MⅡ)2個をどうすればよいか決めると。
よくわからないけど旦那と悩んだ末、以下の通りに決定しました↓
成熟卵が2個あるので、1個だけ体外受精してみることに。旦那は自分の精子の力を信じ、体外受精するものを「ふりかけくん」と呼び(振りかけるから)一番期待することにしたそうです(笑)
さて、どうなるかなー。翌日の朝9:30~10:00の間に培養室に電話をし、受精を確認してくださいとのこと。
最後は阿部先生の問診。「悪くない採卵結果です。採れた卵子のバランスも良いので期待しましょう。分割卵までいけたら2日後に移植ですよ。」とのこと!バランスってあるんだ。突っ込んで聞かずバランスの意味はあまりよく分からなかったけど、阿部先生の優しい感じに励まされた気持ちになりました(笑)
フロモックス錠という抗生物質を6錠処方され、採卵は無事終了しました!
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YUCHIの体外受精ブログVol.9 SAC 第1回目チャレンジ:②【D15】採卵&採精 前編
ついにはじめての採卵日です!数えたら生理後15日目。(タイトルで使用していますが、D+数字というのは、生理開始日からの日数の表記です。)
採卵針というものを卵胞に刺して卵子を採るとのことですが、針で刺すというのはどれくらい痛いのか・・・緊張しながら病院へ。
記憶がぼんやりですが、たしか最初にブセレキュア点鼻薬をしたような。その後は手術着に着替えてトイレに行って、一旦ベッドへ通されます。同日に採卵する人が何人かいるようで、順番待ちの間はベッドで待つようです。すぐには呼ばれずまあまあな時間をベッドで過ごします。
ベッド脇に、暇つぶし用の本とともに、患者さんがコメントを残したノートがありました。読んでみると、「思ったより痛くなかったです」とか「〇回目のチャレンジです」とか「年齢が高いのでこれまで採卵で少ししか採れずその後移植までいかなかったけどもう一回がんばります」とか、採卵や移植についていろんなコメントがありました。
たくさんの人が頑張ってきているんだなぁ、私はいくつ卵子が採れるんだろう、と考えつつ、見すぎると不安になりそうだったのでその後は生理ちゃんなどのマンガを読んで過ごしました。
ちなみに・・・AMHの件もあって採卵前にいろいろ調べたりしてしまったのですが、年齢によって採卵できる数って違うようです。20代だと10個以上採れたりとか、40代だと2~3個くらいやゼロの人もいるとか。こういう情報を見る度に、「早めに知りたかった!そうすればもう少し早くに始めたかもしれないのに・・・」という思いがよぎりました。そんなに知っている人多くないですよね、きっと。少なくとも私は知らなかった。日本の性教育に加えてほしいなぁ。
しばらくして看護師さんに呼ばれ、処置室前の待ち合いでまた少し待機。その間は手術中の注意事項をモニターで確認します。リラックスしたほうが採卵は痛くないようです。
ようやく処置室に通され、横になり手を胸の前に組みます。「痛いという方もいますが麻酔したいですか?」と先生に聞かれ少しビビるも、「とりあえず麻酔なしでやってみます。」と答えます。いよいよ採卵開始。看護師さんの一人が、組んだ手の上に手を重ねてくれました。
恐れていた採卵針の痛みですが、チクッチクッという感じでした。耐えられなくはないけれどやはり痛い。少し辛い。でも耐えられなくはない。おそらく採れそうな卵胞全てに刺しているので、何回かチクッチクッを体験します。いつ終わるのかと思いながらチクッチクッを耐えました。思わず顔をしかめてしまうのですが、その度に手を重ねてくれた看護師さんが「痛いですよね、あとちょっとですよー」と優しく優しく声かけして励ましてくれて、まるでマリア様のようでした。
どうでもいい話ですが、私の中では院長の阿部先生とマリア様をSACの二大優しい人認定しております!終わってから旦那に何回か話してしまうくらい2人の優しさが大好きでした(笑)
最後に止血のためにガーゼを詰められて採卵終わり。針で刺すからやっぱり血はでてしまうそうです。ちょっと辛かったけど、時間にしてみれば10分もかからなかったと思います。
しばらく安静にするためにまたベッドへ。このタイミングでは、少しどんよりとお腹が痛いこともあり、本も読まずにじっと過ごしました。
安静時間が過ぎると看護師さんから声かけが。「まだ痛かったら休めるので言ってください。」と言われますが、お腹に違和感あるものの痛みは落ち着いてきたので大丈夫と答えます。するとトイレに案内され、「ガーゼ2枚あるはずですがそれを抜いて、トイレをでたら何枚抜けたか教えてください。その後ティッシュでふいて血が止まっているかどうかも確認してください。」とのこと。
膣からガーゼの端がでてるのでスルスル抜けます。けっこう長い。そしてガーゼについた血が見えると、子宮から卵子を採ったんだなぁと改めて実感しました。
着替えてナプキンを当てた後、待合スペースに戻ると旦那の姿。「お待たせー。採卵終わったよ!」と声をかけると、旦那も採精が終わったところでした。私が採卵後安静にしている間に済んだようです。男の人は待ち時間が相当長い覚悟をして暇つぶしを準備しておいたほうがいいですねー。
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